除却、買い替え

固定資産の処理は結構こまごましたものがあります。

まず除却とは使えるかもしれないから取っておこうという意味です。除却分は「貯蔵品」として資産に計上します。それ以外は売却時と同じです。

例:x3年9/30に備品¥300,000を除却した。評価額は¥20,000であった。この備品はx0年4/1に取得し、定率法 償却率20% 残存価格10% 耐用年数5年の間接法にて記帳している。
当社は年1回、3月末決算である。

(借) 貯蔵品 20,000 |(貸) 備品 300,000
  減価償却累計額 146,400
  減価償却費 15,360
  備品除却損 118,240

こういう図を書くとわかりやすくなります。

x0.4 x1. x2 x3 10月
|————–|————–|————–|————–|
60,000 48,000 38,400 ←各期の減価償却費

次は買い替えです。
例:x6年8/31に車両(x1年期首に取得、原価¥3,000,000 定額法 耐用年数10年 残存価格10%の間接法で記帳)を下取りに出し、新車¥5,000,000を購入した。なお旧車の下取り価格は¥800,000で新車価格との差は来月支払うことにした。

まず旧車の処理です。
(借) 下取り価格 800,000 |(貸) 車両 3,000,000
  減価償却累計額 1,350,000
  減価償却費 112,500
  車両売却損 737,500

※「下取り価格」は便宜的につけたものです。

次に新車の処理です。
(借)車両 5,000,000|(貸)購入価格 5,000,000

これらを合体させます。
(借) 減価償却累計額 1,350,000 |(貸) 車両 3,000,000
  減価償却費 112,500   未払金 4,200,000
  車両売却損 737,500
  車両 5,000,000

これが正解です。下取り価格と購入価格の差を「未払金」としました。

ここらへんをすらすらと意味を理解しながらスラスラと仕訳ができるようになってきたら、簿記が楽しくなってくるのではないでしょうか。
がんばってください!!