部門別計算(1)

部門計算のポイントは製造間接費の配賦と表の書き方です。
まずは問題をやりながら、表への書き込み方をマスターしましょう。問題で問われているのは主に製造間接費の実際配賦です。

まず計算手順。
1.部門個別費に部門共通費を配賦し、合算する。
2.補助部門費を配賦する。(直接配賦法、相互配賦法)
3.製品に各部門費を配賦。

以上です。問題によっては2.まで表に書けばいい問題や、1.はすでに表に書いてある問題など、さまざまです。

では例を使って書き方を見てみましょう。
例:当工場には製造部門としてA、B製造部門があり、補助部門として電力部門、倉庫部門、事務部門がある。

  A B 倉庫 事務
部門個別費 54,000 36,000 10,000 14,000
占有面積 40 35 16 9(㎡)
従業員数 55 40 10 35(人)
部門共通費:建物減価償却費¥50,000 福利施設負担額¥49,000

答えはこちら

減価償却費は占有面積で割ります。すると50,000÷(40+35+16+9)=500
これに各部門の占有面積を掛ければ答えになります。問題に指示があるかもしれませんが、大体減価償却費などは占有面積で、福利施設費は従業員数で割ることが多いです。費用の意味を考えて一番関連がありそうなもので割ってください。
やり方を覚えれば簡単です。

次は補助部門費(補助部門の部門個別費と部門共通費を足したもの)の配賦です。
これには直接配賦法と相互配賦法の2つのやり方があります。試験では各部門費の金額(1の計算)は与えられていることが多いです。
まずは直接配賦法。これは補助部門費を製造部門にのみ配賦するやり方です。

例:当工場には製造部門としてA、B製造部門があり、補助部門として電力部門、倉庫部門、事務部門がある。直接配賦法により製造間接費を配賦する。

  A B 倉庫 事務
部門費 93,250 67,500 21,500 30,750
占有面積 50 36 16 9(㎡)
従業員数 70 55 10 35(人)

答えはこちら

直接法は補助部門費を製造部門のみに配賦するものです。したがって倉庫部門費21,500をA、B部門でわける形になります。
21,500÷(50+36)=250 補助部門の占有面積は関係ありません。
答えの赤字になっているところに注意です。誤って縦に合計しないようにしましょう。