試用販売

試しに使ってみてよかったら買ってくださいという取引です。ですので、買ってくれるときもあれば、気に入らずに商品を送り返してくるときもあります。

試用販売では「対照勘定法」と「手元商品区分法」の二つがあります。なお試用販売の場合は相手が買い取りますよと言ったとき(買取意思表示基準)に売上と認識します。その他の認識基準はありません。いろいろ方法ばっかりで大変ですが、がんばっていきましょう。

まず対照勘定法です。これは割賦販売でも出てきましたが、同じように複数の対照勘定の組み合わせが出来ます。ここでは「試用未収金」「試用仮売上」を使います。その他の勘定については問題で出てきたら覚えるという感じで、あまり神経質にならなくていいと思います。

商品を顧客に送ったとき
(借)試用未収金 XXX|(貸)試用仮売上 XXX
買い取ってもらえたとき
(借)売掛金 XXX  |(貸)試用売上 XXX
試用仮売上XXX|  試用未収金XXX
買い取ってもらえなかったとき
(借)試用仮売上XXX|(貸)試用未収金XXX

以上です。商品を送ったときの仕訳さえ覚えていれば、あとの2つはなんとなく想像でもできそうです。対照勘定の「試用未収金」は単なる金額を認識しておくためのものという理解でいいでしょう。

次に手元商品区分法。
手元にある仕入と試用のために送ったものを分けるやり方です。商品を試用として送ったとき、「仕入」を減らしその分「試用品」を増やし、いまいくら試用に出しているかを把握します。そして買い取ってもらったときに「試用品」を消し、「仕入」を増やし原価として認識します。この「試用品」「仕入」は原価を記入します。

商品を顧客に送ったとき
(借)試用品 XXX|(貸)仕入 XXX ←原価
買い取ってもらえたとき
(借)売掛金 XXX  |(貸)試用売上 XXX
仕入XXX |  試用品XXX
買い取ってもらえなかったとき
(借)仕入XXX |(貸)試用品XXX