製造原価報告書

製造原価報告書とは当期間に作った製品の原価を記入した計算書類です。損益計算書では最終的に当期の利益を出しましたが、製造原価報告書では当期に完成した製品の原価を最終的に出します。

ではこちらのひな形を元に
製造原価報告書を書いてみましょう。

例:
直接材料 月初棚卸高100kg(@¥110) 当月購入2,000kg(@¥105) 月末残高250kg
払出単価の計算は先入先出法による。

賃金
直接工:前期未払い¥80,000 当期支払い¥550,000 当期未払い¥100,000
間接工:前期未払い¥15,000 当期支払い¥300,000 当期未払い¥23,000

経費 減価償却費¥40,000 保険料¥15,000 水道光熱費¥52,000

仕掛品原価 月初¥200,500 月末¥177,250

なお製造間接費は直接作業時間を元に予定配賦している。
当月の直接作業時間は250時間、配賦率は@¥1,600

答えはこちら

製造原価報告書は当月完成した製品の原価を計算するものです。よって費用は全て当期に発生した費用を記入します。特に賃金の箇所は以前やったように、未払いの処理に注意してください。

またもう一点。これは非常に間違いやすいのですが、製造間接費を予定配賦した場合の配賦差異の処理です。製造原価報告書では差異は原価に賦課させずに、製造間接費の項目が予定額になるように調整します。

答えの図では415,000が実際にかかった費用で、配賦差異15,000を差し引いて400,000の予定額になるように調整しています。ここは間違いやすいところなので、要注意です。

差異は賦課しないといいましたが、この差異は損益計算書でちゃんと賦課します。

この例題での製造原価報告書と損益計算書の関連はこちら

赤字になっている箇所の関連に注目します。