組別原価計算

前回の工程別原価計算は各工程が縦のつながりでした。よって第一工程が終わってから第二工程という風に順番に原価を計算しました。

組別原価計算は一つの工程から複数の製品が出来る場合の原価計算です。これは工程別の縦のつながりに対して横のつながりです。ですので、製品A、Bとあっても順番どおりにやらずにBからやっても大丈夫です。

組別原価計算では組直接費と組間接費という費用がでてきます。どちらも加工費の内訳です。組直接費はA、Bどちらに使った費用か分かる加工費で、組間接費は分からない加工費です。よってこの組間接費は正しく配賦する必要があります。配賦基準は問題で指示されます。

それ以外はいつもどおりのやり方で計算します。
では例題。
例:A品:月初2,100個(0.2) 当期10,120個 完成10,670個 月末1,550個(0.7)
B品:月初890個(0.5) 当期8,530個 完成8,750個 月末670個(0.4)

A品
材料費:月初¥1,131,900 当月¥5,650,200
加工費:月初¥398,500
当月 組直接費¥6,407,975

B品
材料費:月初¥329,100 当月¥3,301,110
加工費:月初¥282,400
当月 組直接費¥4,313,599

組間接費:¥3,526,000
機械運転時間:A 330時間 B 170時間

各組とも材料費は始点投入する。A品は平均法、B品は先入先出法で計算する。また組間接費は機械運転時間を基準に実際配賦する。各完成品原価及び月末仕掛品原価を求めよ。

答え:A品 完成品¥14,212,440 月末原価¥1,703,295
B品 完成品¥8,993,435 月末原価¥431,614

解説はこちら

ボックス図で計算する加工費は組直接費と組間接費を合計したもので計算します。ここは注意が必要です。
ちなみに月初加工費の原価には組直接費と間接費が含まれています。