等級別原価計算

等級とはサイズをイメージしてもらえばいいと思います。同じ製品でもサイズが大・中・小とあれば、当然大の方が材料も多くかかりますし、加工する面積も増えます。
この等級ごとに原価を把握する計算をやります。

等級別原価計算には等級係数というものを使います。1を基準とした場合の各等級がどれくらい材料などを使ったかというものです。例えば大・中・小の三種類あったとして、等級係数がそれぞれ3・2・1だとすると、大は小の3倍材料を使ったということになります。

等級別原価計算では完成品と月末原価は等級別ではなく、一括して算出します。その後等級ごとに原価を按分するのです。先ほどの等級係数ですと、完成品の原価÷等級係数の合計値(3+2+1)で等級係数1の原価を計算、そしてそれぞれの等級係数をかけるのです。もちろんこの計算は材料費と加工費べつべつに行ないます。

例:月初250個(0.7) 当月1,600個 完成1,500個 月末350個(0.4)

材料費 月初¥99,900 当月¥669,700
加工費 月初¥133,700 当月¥1,060,220

等級係数:A製品1 B製品3
完成量の内訳:A製品1,000個 B製品500個

材料は全て始点投入、平均法により計算する。月末仕掛品原価及びA、B両製品の原価並びに単位原価を求めよ。

答え:月末原価¥247,528
A製品原価¥429,000 B製品原価¥1,287,000
A製品単位原価@¥429 B製品単位原価@¥2,574

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