社債 (3)

満期前の買入償還の場合
例:社債(額面¥3,000,000 利率4% 6月末と12月末の2回払い 償還期間10年)を01年7/1に¥100あたり¥93で発行した。この社債を05年12/31に¥100あたり¥98で額面1,200,000分、買入償還し、利息は当座預金より支払った。当社は3月末決算である。

これも図を書きます。

01.702.4  03  04   05  06   07  08  09  10   11  11.7
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(9)          ↑                       (3)
           12/31 償還

まず現在の「社債」の額はどうなっているでしょうか。買入償還する額1,200,000分を計算します。1,200,000分の社債は毎年8,400ずつ加算されます(1,200,000×0.07÷10)。上の図を利用して数えると、05年3/31までは45ヶ月です。45か月分は31,500です(8,400÷12×45)。
よって05年3/31の帳簿は 1,147,500 です。
そして当期の償却は 4月から12月末まで の9ヶ月間ですので
(借)社債利息 6,300|(貸)社債 6,300 ・・・Ⅰ と仕訳をします。

前期までの帳簿額と当期の償却額を含めた「社債」の額は 1,153,800 となります。
その「社債」を買入償還で消し、「当座預金」で支払った金額を書きます。そして貸借の差で「社債償還益」「社債償還損」を計上します。

(借) 社債 1,153,800 |(貸) 当座預金 1,176,000
(借) 社債償還損 22,200

・・・Ⅱ

よって買入償還の仕訳はⅠとⅡになります。

決算日と償還日、利払い日が異なる問題はややこしいです。まずは問題をきちんと読み、償還の額面や日付などの条件をチェックします。
そして上のような順序で1つずつ答えを出していきましょう。そうすれば必ず答えは出ます。