本支店会計(1)

出てきました、本支店会計。これは商業簿記の山場のひとつで、苦手にしている方も多いでしょう。私も苦手でした。
ですが、本支店会計の基本は本店と支店の足し算です。
正しい計算をして合計すれば、正解が得られます。

本支店会計での重要事項は二つ。未達事項、内部利益の計算です。逆にこれさえできれば、問題ないです。

では大問3での出題を前提に本支店会計の回を進めましょう。

まず問題にはおそらく「未達事項」という取引があると思いますが、そこの仕訳からやります。これは重要です。売上原価の計算をさせる問題の中にこの未達事項にある仕入を含めて計算させることがかなりの頻度であるので、未達事項にある仕入を含めるのを忘れないためにも未達事項の処理を始めにやるクセをつけましょう。

例:本店から支店に送った現金¥10,000が支店に未達である。
本店から支店への商品発送 ¥15,000
支店が立て替えた本店の買掛金 ¥9,000

未達事項で重要なのが、本店と支店のどちらに未達なのかということです。例題の1のように「支店に未達」とはっきり書いてあれば
支店:(借)現金 10,000|(貸)本店 10,000

とすればよいので問題ないです。ちなみに支店は本店から現金を受け取ったので、現金が増え、そのかわり債務として「本店」がふえるのです。でもそんな難しいことは考えずに、借方に現金が来た瞬間に反射的に反対側の貸方に未達である支店の逆の「本店」という勘定科目を記入すればよいのです(ちょっと強引なやり方ですが・・・)

では例題2、3の場合はどうすればよいのでしょう。
問題文を読めば読むほど、どちら側に未達なのかがわからなくなります。
それを解決するための超強引なやり方をひとつ。

まず問題文の先頭に注目します。
例2でいうと「本店から」というところです。そしてその「本店」と逆の支店側に未達ととらえるのです。ただそれだけです。そうすると
支店: (借)本店より仕入 15,000|(貸)本店 15,000

例3では「支店が」に注目し、その逆の本店に未達ととらえる。
本店: (借)買掛金 9,000|(貸)支店 9,000
支店が立て替えたということは、その分の本店の買掛金はなくなっているはずです。ですので、買掛金を減らし、貸方には本店と逆の「支店」と記入すればよいのです。

私が独学中に発見したものですが、過去これで失敗したことはありません。これで機械的にすばやく仕訳をすることができると思います。ですが、あくまで裏技的要素があるので、自己責任でお願いします(笑)