差異分析(2)

製造間接費の差異分析

この図を覚えましょう。

超重要です。丸覚えでいいと思います。

まずは変動費と固定費の説明をしましょう。
字の通りの意味なのですが、変動費は作業量にしたがって増える費用です。例えば間接工の賃金、間接材料費などです。一方の固定費は作業量とは関係なく一定額発生する費用で、工場の減価償却費などがあげられます。

この図のように製造間接費の変動費と固定費を分けて考える費用を公式法変動予算といいます。標準原価計算入門の回の例題では製造間接費は変動固定と分けて計算はしませんでしたので、これは公式法変動予算ではありません。

では図にある差異の説明をします。

まず予算差異は実際操業時間で作業した場合の工場が決めた予定額と実際に発生した額との差をあらわします。

能率差異は標準操業度と実際操業度の差を説明する差異です。つまりおなじ製品を作るのに標準よりも多く時間がかかってしまった場合は能率差異によるコストがかかってしまったと考えます。

操業度差異は実際操業度と基準操業度の差を説明します。基準操業度とは工場をこの時間まで稼動できるという時間です。固定費はどんなに工場を使っても一定ですので、基準時間フルに使ったほうがいいに決まっています。逆に使わなかった分がコストと考えます。

ちなみに変動比率、固定比率は1操業度(1時間)あたりの費用です。この二つを足すと製造間接費の配賦率になります。