差異分析(1)

標準原価計算ではその仕組み上、実際額との差異を計算させる問題が数多く出題されます。差異については、以前少しだけ紹介しました。
今回は差異の本番と言っていいでしょう。ですが、心配しないでください。差異計算の図を二つほど覚えてしまえば、差異の問題は満点です。

まず一つ目の図。

こちら

を見てください。
商業簿記の回でも商品評価損などを計算する図と対比させるために載せたものです。双方の違いに注目し、混同しないようにしましょう。

横軸に数量、縦軸に金額を書きます。

そして外側から実際→標準 の順です。この並び順は絶対に間違えたくありません。いろいろ覚え方があると思いますので、工夫してみてください。

私はどちらの図も上もしくは右に行くにしたがって数が大きくなるような並びを標準の状態としました。標準の状態とは、商簿では帳簿数量が実地よりも多く、帳簿価格が実際よりも高い状態。いずれも商品評価損と棚卸減耗費が発生する状態です。工簿では実際量が標準量より多く、実際価格が標準より高い状態。いずれも借方差異(コスト)が発生する状態です。つまりどのボックス図でも左から右に数が大きくなるという自然の並びの時に費用(ムダ)が発生するように覚えました。ちょっとまわりくどいかもしれないですが(笑)

問題を数多く解いて、反射的に正しく図を書けるようにしてください。