工程別原価計算

総合原価計算の中にもいろいろな種類があります。2級では普通の総合原価計算、工程別原価計算、組別原価計算、等級別原価計算が出題されます。

工程別原価計算は製品を作るのに複数の工程を経なければならない製品について行なうものです。
例えば第一と第二の二つの工程がある製造では、第一工程を終了したのち、第二工程で作業し完成となります。
計算手順
1.ボックス図を工程別にそれぞれ作ってやります。
2.第一工程の原価計算は今までどおりの計算で行ないます。
3.第一工程の完成品原価を第二工程の前工程費として始点投入の費用として考えます。
4.第二工程を今までどおりの計算で行ないます。

これだけです。
では例題をやって見ましょう。
例:
第一工程 月初350kg(0.4) 当期2,120kg 完成1,950kg 月末520kg(0.5)

第二工程 月初450kg(0.8) 当期1,950kg 完成2,120kg 月末280kg(0.3)

第一工程
材料費 月初¥343,500 当期¥2,018,240
加工費 月初¥172,750 当期¥2,345,310

第二工程
前工程費 月初¥889,820
材料費 月初¥296,550 当期¥1,347,450
加工費 月初¥360,360 当期¥1,819,396

各工程共に材料は始点投入する。第一工程では先入先出法、第二工程では平均法を用いる。各工程の完成品、月末仕掛品原価を求めよ。

答え:第一工程 完成品¥4,090,180 月末原価¥789,620
第二工程 完成品¥7,947,880 月末原価¥855,876

解説はこちら

ポイントは前工程費の扱いです。前工程費は第二工程では全て始点投入したものと考えます。前工程費の中身は第一工程の材料費と加工費が含まれていますが、第二工程の前工程費として扱うときには、完成品換算量は使いません。

計算がたくさんありますので、慣れるまで繰り返し練習してみましょう。