売買目的有価証券

売買目的の有価証券の処理は主に評価替えと売買取引です。

まずは評価替え。
株のイメージがつかみやすいと思います。所有している有価証券の価値が変動したら期末に評価替えをします。
計算は簡単です。ちょっとしたメモ書きから仕訳を書くだけです。( )内はメモ書き

        
例:        帳簿単価  時価
A社株式 100株  @¥1,000   @¥900      (-10,000)
B社株式 50株     @¥2,000   @¥2,100   (+5,000)

よって仕訳は( )を合計すると-5,000となり、その分「有価証券」の価値が減るのだから
(借)有価証券評価損 5,000|(貸)有価証券 5,000 と仕訳をします。

「~損」が発生したら、それは費用ですので借方に書きます。
逆に「~益」は貸方に記入します。
「償却債権取立益」「車両売却損」など「~益」「~損」の勘定科目はいろいろありますが、同じようにして考えればいいわけです。

売買
有価証券の売買は手数料の処理と購入回数が複数回に渡った場合の単価計算をやります。

まず購入時の手数料は「有価証券」に含めます。一方、売却時の手数料は「支払手数料」として計上します。
売却時の単価(払い出し単価)の計算は売上原価の回での先入先出法や平均法などとまったく考え方は同じです。

では実際に解いて見ましょう。
例:6/30 売買目的でA社株式100株を@100,000で購入した。手数料は
¥100,000 ともに小切手で支払った。
7/15 売買目的でA社株式150株を@90,000で購入した。手数料は
¥120,000 ともに小切手で支払った。
8/30 A社株式200株を@110,000で売却し、代金は来月受け取ること
となった。手数料¥200,000は現金で支払った。払い出し単価の
計算は平均法による。

6/30 (借) 有価証券 10,100,000 |(貸) 当座預金 10,100,000
7/15 (借) 有価証券 13,620,000 |(貸) 当座預金 13,620,000
8/30 (借) 未収金 22,000,000 |(貸) 有価証券 18,976,000
支払手数料 200,000 現金 200,000
有価証券売却益 3,024,000

6/30と7/15に購入した株式の合計は10,100,000+13,620,000=23,720,000
購入株式数は合計で250株だから単位購入価格は@94,880
よって売却した200株の帳簿価格は18,976,000