原価差異

予定配賦や費用の予定額を見積もった場合、実際額との差が生じることは前回説明しました。
まずは名前を覚えましょう。

予定額より実際額の方が多くコストがかかってしまった場合、その差異を借方差異(不利差異)といいます。

この勘定

を見てイメージしてください。
逆に予定していたよりもコストがかからなかった場合の差異を貸方差異(有利差異)といいます。2つの名前は覚えてください。重要です。

差異が計上されるまでを仕訳で見てみると、
材料を購入(実際価格)100コ×¥100
(借)買掛金10,000 |(貸)材料10,000
材料を消費(予定価格)100コ×¥95
(借)材料9,500 |(貸)仕掛品9,500
差異を計上(不利差異)
(借)材料価格差異500|(貸)材料500

消費するときは予定額で消費することがポイントです。賃金の差異でも同じです。こうして仕訳を見ると、不利差異=コストがかかった=「材料価格差異」を費用の勘定が発生と考えることが出来ます。一方で「材料」という資産の勘定は減っています。このようにして仕訳を覚えることが出来るのではないでしょうか。よって「材料価格差異」が借方にきているので、借方差異になります。

この差異計算、および仕訳や勘定記入はこの後に出てくる標準原価計算の回で非常に重要になりますので、頭に入れて置いてください。